第5世代移動通信システム(5G)で利用が検討されている周波数帯である28GHz帯について、電波資源の利用効率向上を目的とした、周波数の共用利用が提案されています。
周波数の共用利用による電波資源の利用効率を評価するために、オープンソースソフトウェア(OSS)のネットワークシミュレータであるns-3と、ns-3向けに開発されたミリ波無線モジュール(ns3-mmwave)に対して機能拡張を行い、電波伝搬、端末と基地局間の通信、その先のコアネットワークのシミュレートを行いました。
当社では、研究者の方からの要望にお応えしながら、様々な条件でシミュレーションを実行し、その都度フィードバックを行いました。フィードバックの際には、シミュレーション結果の考察の足掛かりとなるような、統計情報の可視化を行いました。
OS
- Linux
開発言語
- C++
- Python
特徴
- 28GHz帯を使った電波伝搬とデータ通信のシミュレート
- 周波数共用利用のシミュレート
- OSSを利用した開発
- シミュレーション結果の可視化